植物の世界で太陽は憧れの的。その中で紫陽花は太陽に焦がれ、振り向いてほしいと日々願う。
ただ見つめるだけの日々に紫陽花は悲しくなり、雨が降ると紫陽花の元に来訪者が現われる。
そして悲しむ紫陽花の気持ちを溶かしていく──絵本のようなファンタジー。