平和な学校で(害のない)変質者が現れた。それが私の日常に“非”が加わった瞬間だった。──この物語は死にたいと願った時に、初めて歯車が動くのである。
やっと私の最期が来た。
これで全てから解放される……って
「──あれ、なんで死にたいんだっけ」
死にたがりで記憶喪失。
そんな私は、突然現れた変質者から
“ある提案”をされた。
そうして私達が一旦別れる時、彼はこう言うんだ。
「──それじゃあ、ゲームを始めようか」