日崎美花は、小学六年生の園芸大好き女子。
ある朝、彼女は学校で意味不明なものを見てしまう!
真っ黒な、人型の靄。
化物だ。異世界からかどっかからか来た化物だ!
でも実はその黒い靄の下は同級生の影峰港君で…
え?じゃあこの周りの黒い靄は、なに?
皆の悩み、悲しみ、気持ちが動き出す!




「間違ってたら悪いけど、


これ、見えてるだろ。」





彼が指さすのは、私が今までずっと無視してきたもの。


ただの幻覚だと思ってたもの。






ーー人の悲しみが見えるとしたら、どうしますか?