友達の付き添いで足を運んだライブハウス。都子はそこで「She at that time」の凉に強く惹かれてしまい、気づけば身体の関係を持ってしまっていた。彼も同じ気持ちでいてくれるのかと信じたかった都子も、時間を重ねるにつれ凉は自分のことを本気じゃないと感づきはじめーー。
彼は、私に本気じゃない。
だけど
「君とこうしてると、時々、朝が来なければいいのにと思うこともあるよ」
暗闇の中でそう言って私に口づける彼のことを
私はどこまで許せるだろうか。
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