大手美容製品会社の苦情専門コールセンターで働く美幸は代わり映えのしない毎日を過ごしていた。

そんなある日、いつもなら通ることのない路地裏で『占い  コノ先  二階』という手書きの看板を目にする。

好奇心に駆られて古びたアパートの一室に足を踏み入れると、なんでも屋をしている幸雄という青年がいた。…