成人すると個人の適性によって、太陽の照り続ける国『陽の国』と、雨の降りやまぬ国『雨の国』のどちらかで生活をすることになる。適性にあった国で暮らせば、自然の恩恵を目一杯受けることができるが、適性のない国に足を踏み入れると、忽ちのうちに死んでしまうとされている。主人公の白糸斑(しらいとまだら)は、…もっと見る