オタ活(趣味)第一で生活するアラサー女性の主人公・檜山葵。親友の結婚式で出会った東恭一によって予期せぬ課金に遭い、奇妙な夢の相談をきっかけに一緒に人生の意味を考えていく。
サブカルチャーに疎い東に”ヲタクあるある”を教えながら、自分はこのままでいいのだろうかという漠然とした不安を抱えるが、東と接する中で、自分の魅力として受け入れ成長していく。
ずっと疎遠になっていた母親と向き合う事、仕事仲間だと思っていた後輩・幡多舜二郎との恋愛模様など、趣味に没頭し満たされていたはずの日常が様々な問題で慌ただしくなっていく。
漠然とした不安に飲み込まれそうなとき、予期しない選択を迫られたとき、東のカラい言葉が葵の胸中をピリッと貫く。