NANAE・・・料理と器と二人

作者mushikun

美術専門学校へ通う七恵と美幸は卒業後の進路で悩んできた。
水商売やイベントガールとして学費を稼いだ美幸と違い七恵はいわゆる社会経験がない。
社会勉強はもっぱら美幸から聞く話ばかりだった。
春の日差しに浮かれ駒沢通りを歩いていた七恵はいきなり水をかけられた。
若い板前が営業前の店頭に撒く水だった。