首筋に牙を突き立てるあなたのすこし苦しそうに細められた瞳が好き。最初は誑かしてやろうなんて微塵も思ってなかった。だけれど可愛すぎたの、伯爵さまが。ただ、それだけ。ええ。ええ……他意はありません。
伯爵さま、噛んでください
どうか、心ゆくまで
わたしが満たしてあげますから
ご奉仕することになった伯爵さまは
人の生き血を啜る吸血鬼でした。
『死なない程度に甘噛みして。』