俺はこの世界に生まれてよかったのだ、きっと。なんの武器も牙も力も持たない俺でも、誰かの役に立つことが出来る。俺の幸せは、この世界の幸せだ。なぜなら瀕死の俺をこの世界が救ってくれたから。俺は、生きた。夜に動いた。