飼われたい女の子と王様達の遊戯

作者花野 鞠



自分の性癖というものに気がついたのはいつだろう。



「だれかわたしを飼ってくれないかな」




そんな本音を心に隠して今日も高嶺の花を演じる。












自分の性癖というものに気がついたのはいつだろう。



美人だとか綺麗だとか聞き飽きるくらいの言葉を掛けられ、見た目のイメージのまま高嶺の花扱いされる日々。



「だれかわたしを飼ってくれないかな」





そんな本音を心に隠して今日も高嶺の花を演じる。





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「高嶺の花がドMだったって知ったら皆どう思うんだろうな?」




「え〜、なにこの犬?ちゃんと躾しなおさなきゃ〜♪」




「勝手にイッたらお仕置きな?ちゃんと我慢できたらご褒美あげる」






ご主人様の言う通りに。