山口ハナは御年百十五歳でありながら十代後半の見た目を長年保ち続けていた。
末娘が息を引き取ってからは、製薬会社の研究所に引き取られるが、凄惨な人体実験を受け続けることとなる。
いつしか死を希うようになったハナだが、ある日、研究所に警察が捜査の為に入り混み、所内は混乱を極めていた。
身動きが取れず戸…




今日、私は卒寿を迎えた末娘を看取り、孤独となった。