余命桜~春越しに咲くきみ~

作者ここぱんだ

春を嫌う僕が出会ったのは、桜のように儚く周りから愛される君。
僕とは正反対な君から告げられた秘密、それは
『彼女の余命が残り一年もない事』
僕の寿命を、きみの寿命と交換できたなら―。
余命僅かな少女と、孤独を生きる少年。
そんな二人が出会って始まる、さよならまでの純愛物語。

君が想う桜って何だろう。


君と出会って、分かった。

ほんの少し、僕が見る春の景色が変わった…って。


例えそれが、ほんの短い間であっても。

僕が眺める春には、いつだって君がいる―。