一途すぎる感情は時に感情の持ち主を苦しめる。愛せば愛するほど、離れてゆくことが怖くなった。それならばいっそ、あなたと過ごした時間も場所も、想い出も燃やしてしまえばいい。この感情ごと全て…。






幸せな時間が確かに存在した。

あなたがいることでそれは成り立っていた。

あなたがいなければそれは容易壊れてしまう。




あなたがいないと寂しくなった。

あなたがいないと辛くなった。


あなたに依存してゆくのが分かった。


あなたがいると苦しくなった。

あなたがいると窮屈だった。




だから私は全て燃やすことにした。

捨てなければ辛いままだったから。