主人公の俺は、俺の存在を認めてくれた大切な彼女にただ、笑っていて欲しかったんだ。

 ――それがたとえ、自分との別れに繋がるとしても。

 冬の足音を聞いて、さあ次は春の足音が聞こえてくる。



 ある意味で童話風の作品。季節外れですが、冬独特の切なさを表現したお話です。