ふと目が覚めると、なぜか牢屋の中にいた。
 状況が掴めないものの、私はアーシエという令嬢に憑依転生してしまったようだ。
 茜色の髪を縦巻ロールにしている私は、どう考えても、悪役令嬢。悪役令嬢が牢屋にとくれば、断罪ルートしかないだろう。
 しかし回避するどころか、ここが彼、ルドと私、アーシエのヤン…

<概要及び物語の設定>

 牢屋の中で断罪中に目覚めた主人公は、自分がアーシエという悪役令嬢に憑依したことを知る。回避試みたアーシエは、実はココが断罪ルートではなくルドとのヤンデレルートだったと気づいた。回避が裏目に出たアーシエはルドから強烈な溺愛ともとれる愛と、監禁生活を強いられる。


 そしてルドに鳥籠に入れられ愛されるうちにその愛に堕ちてゆくものの、自分はルドが愛したアーシエではないという思いがアーシエを苦しめる。


 そんな中ヒロインのユイナとその兄と対峙し、記憶を失くしたのは二人が盛った毒によるものだったと知る。

邪魔になったアーシエの記憶を奪い、混乱の隙にルドより引き離そうとしたのだ。前世の記憶があるために動じないアーシエを邪魔に思い、二人によって穢されそうになるところをルドに救出される。


 ヤンデレではあったものの、溺愛ルートだったことでアーシエはルドの愛を受け入れた。