大きな駅のターミナルでの待ち合わせ、
エビフライデートと、
美術館めぐり。

時代は、まだ
スマホもなく、
不景気の入り口に入ったところどけど。
若者たちの青春は、
今と何も変わっていない。
芸術を理解するのは、
難しいことでも、
その作品を好きになることは、
誰だってできる。
それは、
人も同じで、
相手を理解できなくても、
まず、
好きになること。
それが何より価値のあることだったりするから。

恋人未満の、
救世主(奏太)は、
モデルになったり、
本音をぶつけたりして、
遼子と、また
歩いて行く。