わたしには、同い年の幼なじみがいる。



イケメンで、背が高くて、

運動神経抜群で、頭もよくて、

おまけにモデルの仕事もしている。



地味なわたしとは正反対の

かっこいい幼なじみだ。



幼い頃からずっといっしょだったけど、

そんな完璧すぎる彼が

いつしか遠い存在のように思えて…。



周りからはモテモテだし、ファンのコも多いし。



……それに、

どうやら好きなコもいるみたい。




だから、

わたしはそばにいないほうがいいのかな。



そう思って、距離を置こうとしたら――。




「俺がいっしょにいたい相手は、

しずくだけに決まってんだろ」


「しずくが、だれかのものになるかもって思ったら…。

頭ぐちゃぐちゃで、どうにかなりそうだった」



それが逆に、

彼の独占欲に火をつけてしまい…!?




「幼なじみの前に、俺だって1人の男なんだけど」


「かわいすぎるしずくが悪い。

イヤって言っても、やめないよ?」


「ダーメ。昨日はお預けくらったから、

今日はむちゃくちゃに愛したい」



クールな彼が

突然、わたしに甘く迫ってきたっ…!




鈍感おっとり、控えめな女の子

花岡 しずく

(Shizuku Hanaoka)


×


モテモテな、完璧すぎる幼なじみ

遠野 律希

(Ritsuki Toono)




クールな幼なじみが本気になったら――。


\ とびきり甘く溺愛されました…♡/





※ジュニア向けに中学生設定ですが、

高校生の設定でも読める内容になっています。