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幼なじみの奈々と晃。



生まれたときからずっといっしょ。


家も隣同士で、家族ぐるみで仲がよくて。




いつでもあなたがそばにいた。


それが当たり前だと思っていた。




でも…。



「俺、優花と付き合うことにしたから」




その当たり前の関係が

なくなってしまうなんて…。



突然、あたしのそばから

あなたがいなくなる日がくるなんて…。




そんなこと、思いもしなかった。




今でも思う。



なんであのとき…。




『好き』



という、たった二文字が言えなかったのか…と。