目覚めたらぬいぐるみになっていました。②

作者椿


秋風の香り始めたとある日、朱殷が昼のワイドショーを見ていると、そこには見慣れた褐色の肌の男が、一流芸能人と共にテレビ画面に映り込んでいた。

「恋さんがアイドルになった…!!」

早速ペンライトを持ち、恋を応援する朱殷だったが、恋の所属するグループメンバーに「浅葱」(あさぎ)と言うイマイチパッと…