古流魔術師スワルは新流魔術に負けない

作者君子な在る虎

一部の才能のある人が魔術を使う時代は終わった。
多くの人が習得出来るように新解釈が加わった魔術こと、新流魔術は世界に凄まじい速度で浸透していった。
そんな世界でスカイヘイム魔術学校に通う主人公スワルバン・ビンテは新流魔術を扱うことが出来なかった。
退学が目前に迫り、覚悟を決めたスワルに両親は彼の好…

一部の才能のある人が魔術を使う時代は終わった。

多くの人が習得出来るように新解釈が加わった魔術こと、新流魔術は世界に凄まじい速度で浸透していった。

そんな世界でスカイヘイム魔術学校に通う主人公スワルバン・ビンテは新流魔術を扱うことが出来なかった。

退学が目前に迫り、覚悟を決めたスワルに両親は彼の好きな絵のための指導書を与える。

しかし、その指導書には秘密が隠されており、魔術を絵で表現、発動するための方法を記したものだったのだ。

固有の道を極める古流魔術を知ったスワルは見る見るうちに成長していく。

それから親友のアルナス、新流魔術の天才フェルシスと共に魔術学校から課せられる任務をこなしていく。

だが、その過程でスカイヘイムの闇を知り、アルナスも失う。

己が正義感に任せたスワルは一人反逆者となる。

戦いで傷を負ったスワルの前に駆け付けたフェルシスのによって、スカイヘイムを脱する。

その後、街の不良アルトルに助けられ、彼と共に世界に見捨てられた者たちを集めた傭兵団を立ち上げる。

最終的にスワルの傭兵団は世界の命運を分ける程の実力を持つものへと成長していく。