就職活動に失敗した主人公は自暴自棄になりゲーム三昧のフリーターとなって不摂生がたたり死んでしまう。それを哀れに思ったサークルの先輩である女神は、鑑定スキルを付与して異世界へ転生をさせてあげる。
転生者の主人公はひょんなことから異世界のバグを発見。ついに自宅で寝ててもレベルアップしてしまうようになった。あっという間にレベルアップを繰り返し、世界最強になってしまった主人公。剣を抜いたら出てきた魔人を奴隷にしたり、パーティーに荷物持ちでついて行った先のダンジョンでひそかに大活躍したり、異世界の楽しい無双ライフを満喫していた。
そんな主人公に立ちふさがるのは街の英雄『勇者』。人気者だがその実態は女の子を喰いものにするほとんどヤクザな犯罪者。ヒロインをさらわれた主人公は勇者を懲らしめるために立ち上がる。主人公は最高の晴れ舞台、武闘会にてついに勇者をコテンパンにすることに成功した。しかし、それは物語のほんの始まりに過ぎなかった……。
そもそも異世界って何? 魔法って何? それは転生前の地球とどう違うの? そんな素朴な疑問が主人公をとんでもない真実へと導いていく。
教会の鐘を改造した宇宙船で宇宙を目指した主人公が地上に見たのは、なんと日本列島だった。また、拡大鏡で見た池の水には見覚えのあるプランクトンがぎっしり。そして、鑑定スキルで調べるとすべてのプランクトンには個体識別番号が振られていた。さらに、訪れた石垣島のマンタスポットで見たのは日本にいた頃に見たのと同じ光景だった。
悩む主人公にドラゴンが告げる、異世界も地球も同じ海王星にあるコンピューターによって合成された世界だと。
腑に落ちない中にも物語は進み、主人公はヒロインとの結婚を決め、愛を深める。
しかし、バグを突いて異常に強くなったことが、世界を動かすシステムの管理者にばれ、主人公は力をすべて奪われてしまう。そして、罰としてヒロインも奪われる。システムの管理者は全知全能で最強であり人が敵うような存在ではない。しかし、それでも主人公は命を懸けてヒロインの奪還に乗り出す。
サーバーのある海王星に強引に行き、ヒロインの活躍などもあって無事管理者を倒すも今度は管理者の置き土産である200kmサイズの巨大蜘蛛に襲われることになる。
最終的に女神達の助けを得て危機を回避し、東京でハッピーエンドを迎える。
倒すのを諦めたドラゴンは世界を形作るさらに上位の存在である女神(主人公の先輩)を頼る。そして、彼女らの力で管理者の悪事はすべて解決された。そして、主人公が次なる管理者としてヘッドハントされ、日本で研修を受けることになり、また、娘の誕生も告知される。
日本では贅沢をしたり両親に会ったりし、久しぶりの東京を満喫する主人公だが巨大蜘蛛が日本にも現れてその退治が主人公の管理者としての初仕事となる。
無事、蜘蛛を倒した主人公は幸せを感じながら新たな人生をスタートさせる。
元小説の作品URL
この作品は「自宅で寝てても経験値ゲット! ~転生商人が世界最強になってムカつく勇者をぶっ飛ばしたら世界の深淵に触れてしまった件~」
https://maho.jp/works/15591670281202222825
をコミック原作化したものです。