異世界に来てもチートな能力ないんですが、なんとなく魔王様の嫁になりました

作者菱沼あゆ

女子高生のエミリはある日、古代文明のような異世界に転移する。

異世界にしても、タイムスリップにしても。
なんかチートな能力や知識が発動して、いい感じに暮らせるはずでは……?
と思うエミリだったが、いつまで経っても、そのような兆候はなかった。

だが、奴隷のような扱いを受けるエミリの毎日は充実して…

▶ストーリー概要および物語の設定

 古代エジプトとヒッタイトを足して二で割ったような異世界に飛ばされた女子高生、エミリ。

 現代では平々凡々としていたはずのエミリだが、異世界ではエミリの知識や能力は神の子として畏怖される。

 エミリは最初は奴隷として暮らしていたが、その美貌を買われ、姫の身代わりとして、魔王へのイケニエとなる。

 だが、イケニエというのは人間側の勘違いで、魔王が欲していたのは、花嫁だった。

 美しいが、少しぼんやりした魔王と徐々に打ち解けていくエミリ。

 エミリをイケニエとして差し出した王国の重臣たちは、後になって、エミリの能力に気づき、あの神の子を取り戻したいと魔王に掛け合うが、すっかりエミリを気に入った魔王はエミリを返さない。

 のんびり暮らせる魔王の城が気に入っているエミリだったが、あまりにも殺風景なのが気になり、魔王の城を暮らしやすく現代風に改善しようとするが。

 現代の便利用品がどんなものかわからない魔王たちに上手く意思が伝わらず、いつもとんでもないことに。

 そんな風に楽しく暮らしながらも、魔王との仲はなかなか進展せず、レオたちの手助けで、ようやく、魔王とエミリはホンモノの夫婦となる。

 



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