おもピロ──
それは、面白い奴と奴をかけ合わせた言葉。
おもちゃ(モンスター)×ピエロの略である。
主人公は紳士で道化師「ピエロ・ペドロニーノ」。そして道化のモンスター「クラウン・トイ」と8人の少年少女が脱落ゲームを始める。
最初はバラバラだった子どもたちだが、恋愛、喧嘩、ゲームを通して絆を固めていく。
しかしラストゲームで一人の少女、エイミーだけが勝ち残り、他は脱落してしまう。
ピエロはエイミーにクラウンに命を与える装置──ラブ・メーカーを見せて真相を明かす。
彼は人間の家族を渇望し、強く優しく美しい子どもが現れるまで何度もゲームを繰り返していた。
しかし、美しい心はやがて大人になって穢れる。そこでラブ・メーカーで心を永遠に美しくすると言うのだ。
エイミーは拒んで逃げるが、ラブ・メーカーに捕まってしまう。過程で失敗し、彼女は物言わぬ人形になってしまった。
優しかったピエロは豹変し、クラウンたちはグルであり、子どもたちは悲しみ失望する。
一方、エイミーはラブ・メーカーの中──心の世界で、ピーターという美しい少年に出会う。
彼らは、ピエロの心の記憶を観ることになった──。