傷ついたドラゴン令嬢は一人で生きていくつもりでした。

作者雨宮いろり

 主人公はミルカ・アールトネン、十八歳。
 彼女は、貴族の中で唯一ドラゴンの飼育を任された家の出であり、ドラゴンについては誰よりも詳しかった。
 ある日ミルカは、王家の聖なるドラゴンが育たなかった責任を押し付けられ、皇子との婚約破棄&北方辺境への追放を言い渡される。

 北方辺境は、野生のドラゴン…