冤罪をかけられ引きこもり令嬢となったティアナは、ある晩屋敷の窓から飛び降りた際、ここが前世で大好きだった乙女ゲームの世界で、自分はヒロイン・ティアナに転生したことに気づく。
しかし現状はゲーム展開とまったく異なり、ヒロインのポジションには悪役令嬢のエイダがいた。更には冤罪事件のせいで、ティアナは攻略対象キャラたちから嫌われている…。
最初から詰み状態だったが、『ティアナは愛されるために生まれてきたんだから!』という前世で妹が言っていた言葉を思い出し、ティアナは新生ヒロインとしてこのままでは終われないと奮い立つ。
学園に舞い戻り、無実を証明するため必死に頑張るティアナの姿を見て、周囲の人たちの心境に変化が生まれる。潜在的に持っていた〝ヒロイン力〟で次々と味方を増やし、無事にティアナは真犯人を見つけ無実を証明することができた。
その後も妹と再会したり、さまざまな男性からアプローチを受けたりと、目まぐるしい日々を送るティアナ。そうして過ごしていくうちに、ティアナは段々とこの世界の本質に近づいていく。そしてゲームが終わる最後まで、ヒロインとして幸せを掴みにいく。