「お嬢は誰にも渡さねぇ……王国のためにも、俺自身のためにも」これは悪役を終えた天才な令嬢が、追放されて初めて才覚を周囲に見せていき……やがて、誰かの手によって幸せになるお話である。「まぁ、なんとかなるでしょう―――こう見えて、私『天才』だもの」