この道の先に

作者奏多 悠香

戦ですべてを失い、かつての敵の下で捕虜として働くニラは、ある日落し物を拾う。拾った場所もさることながら、落とし主はニラの故郷を滅ぼした、まさにその人で……
家族や故郷への愛情、優しくて苦い記憶、捕虜としての立場の狭間で揺れるニラ。悩み苦しみながら「前を向くこと」の意味を問い続けた先にあるものとは―…