弱虫王子は今日も愛を疑う

作者白河 てまり

 ある日会った事も話したこともない王子から、手紙が届いたミーシャ。
『麗しのミーシャ令嬢 18歳のお誕生日、おめでとうございます。僕はあなたの犬の散歩をして手に付いたうんちをドレスで拭く姿にひとめ惚れしました。つきましては結婚を申し込みます。』
 ミーシャが何よりも大切にしている犬のもちを手厚く受…

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