ある朝、通勤路で私は見慣れない小道へといざなわれる。道の先、鳥居らしきものが見えたので、神社へ続くであろうその道を上り続けた。106つの鳥居をくぐり、たどり着いた場所……。「お館様」と呼ばれる男性と「紅狐」と呼ばれた白い面をつけた男の子にであった。偶然見つけた神社で、出会った二人は……。
『鳥居の先で ~ 紅橙の守り神 ~』