仕事にやりがいがあって、似たもの同士の彼氏がいて、順調なはずの人生だった。
しかし何年経っても彼氏と上手く話せないことが悩みで、異性との話し方を学ぶために、友達に誘われた合コンに参加する。
そこで一際明るい男性、一海と出会った。
私はこの出来事について、多くを語ることなく、人知れず埋もれさせるだろう。
しかしあの時確かに、潮風が凪いだ海を騒がせて、私の心にあったわだかまりを洗った。