※この作品はノベルアップでも掲載しています。
親の残した借金を返しながら一人暮らしをしている大学生、まゆか。
返済が滞るまゆかの家へ、まゆかの担当の性悪で傲慢な借金取り、才木が取り立てに来る。
「今月返済すると言っていた金が振り込まれていないんだが?」
「ふん、後悔するなよ」
借金取りとはいえ三が日は休み。何としても年内に今年の分を回収したい才木と、今お金を取られたら食っていけないまゆか。
「そんなことより年越し蕎麦食べない?」
まゆかはあの手この手で逃げ回り、望まずとも年末を二人で過ごす。
「今年こそお前と——」
二人で過ごす年末の結末は——