「どんな人がタイプ?」 その質問に他意はなかった。 つまり、これは明確に彼女を口説こうと思っての質問だった。 対する彼女の答えは拒絶だった。「あたしのことを好きにならない人」 君が隣に座ったあの瞬間は、間違いなく僕にとって「終わりへの始まり」だった。