夫が「愛していると言ってくれ」とうるさいのですが、残念ながら結婚した記憶がございません

作者澤谷弥

王立騎士団団長を務めるランスロットと事務官であるシャーリーの結婚式。
しかしその結婚式で、ランスロットに恨みを持つ賊が襲い掛かり、彼を庇ったシャーリーは階段から落ちて気を失ってしまった。
「君は俺と結婚したんだ」
「『愛している』と言ってくれないだろうか……」
目を覚ましたシャーリーには、目の前の…