夫が突然ハンドメイド作家になりたいと言い出した

作者日下奈緒

パート主婦の理恵の夫、和馬は1年前まで普通のサラリーマンだった。
だが、うつ病で仕事を休職。
なかなか病気は治らずに、遂に会社を退社してしまった。

そしてある日。
病気療養中の和馬から、衝撃の一言が飛び出した。
「俺、在宅でカバン作ろと思うんだ。」

生活費は?
ハンドメイド商品って、売れるの?…

夫が突然、こんな事を言い出した。


「俺、ハンドメイド作家になる。」



唖然とした私の頭の中に


家賃は?生活費は?将来の貯蓄は?



夫の夢を応援するよりも、お金の事が駆け巡った。