だから君を愛したい。

作者水菜

何事もない日常を送っていた高校一年生、花香四季。ある日幼なじみの友人四人と共に奇妙な殺人事件の起こる花咲山へと向かったが、そこで出会った殺人鬼の少年は四季にこう言った――
「君は愛ある他殺を望むの?」

――事の始まりは、ほんの些細な言葉からだった。




しかし、これは悲劇というにはあまりにも切なく、あまりにも愛おしい。




これは、枯れることを知らない二人の愛の物語だ。