「もしかして…
「…
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書道部 男性恐怖症 美少女
×
ドS 年下 幼馴染男子
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「はあ…。ほんっっと、無防備すぎ。
そういうところですよ。」
「え?」
「…まあ、いいです。
これから覚悟していてくださいね。
とりあえず、これ」
4年ぶりに再会した年下の幼馴染は
身長も体つきも声も表情も
何もかもが大人っぽく変わっていて
私は少し落ち着かない。
「…先輩にだけですよ、こんなことするの」
耳元に頬を寄せ
そっと囁く。
ドキンと心臓が大きな音をたて
一瞬にして耳まで赤く染まったのが
自分でも分かる…。
恥ずかしい……。
そんな私を見下ろしながら
二ヤリと口角を上げ
いたずらに笑う君は
まるで知らない人みたい
だけど
「…ちゃんと読んでくださいね」
変わらないことが
一つ
そうだ、あの日から…。
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男性恐怖症な美少女は
ドSな年下幼馴染に甘く愛される
「…先輩、俺ね、攻めなんですよ。」
「?」
「ドキッとするより
ドキッとさせたいんですよ。」
「う、うん…。」
「無自覚なんですか?
これだから天然小悪魔は…」
「??」
※年下君が翻弄しているようで
実は主人公が翻弄しています。
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2022,02~ start