君は今日も筆先で恋を語る

作者いおえいた

男性恐怖症な書道家美少女は
帰国子女な年下幼馴染み(ドS)に
甘く愛される



「もしかして…まことくん?」


「…あゆむ……先輩?」


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書道部 男性恐怖症 美少女

佐藤 歩さとう あゆむ(17)

×

ドS 年下 幼馴染男子

早川 真はやかわ まこと(16) 


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「はあ…。ほんっっと、無防備すぎ。

 そういうところですよ。」


「え?」


「…まあ、いいです。

 これから覚悟していてくださいね。

 とりあえず、これ」



4年ぶりに再会した年下の幼馴染は

身長も体つきも声も表情も

何もかもが大人っぽく変わっていて

私は少し落ち着かない。



「…先輩にだけですよ、こんなことするの」



耳元に頬を寄せ

そっと囁く。




ドキンと心臓が大きな音をたて

一瞬にして耳まで赤く染まったのが

自分でも分かる…。




恥ずかしい……。




そんな私を見下ろしながら

二ヤリと口角を上げ

いたずらに笑う君は

まるで知らない人みたい




だけど


「…ちゃんと読んでくださいね」



変わらないことが

一つ



そうだ、あの日から…。


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男性恐怖症な美少女は

ドSな年下幼馴染に甘く愛される



「…先輩、俺ね、攻めなんですよ。」


「?」


「ドキッとするより

 ドキッとさせたいんですよ。」


「う、うん…。」


「無自覚なんですか?

これだから天然小悪魔は…」


「??」



※年下君が翻弄しているようで

 実は主人公が翻弄しています。


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2022,02~ start