前世でやりこんでいた、悪役令嬢が主人公の乙女ゲー。主人公にとって世界で一番大きな存在だった姉を殺すところから始まり、そこから闇落ちし、暴走した主人公を公子様や、皇子様などのイケメンたちが助けてくれる、というもの。
そのゲームのやり過ぎが故になくなってしまった主人公、日菜が目覚めたときにはその乙女ゲーが始まるきっかけとなる悪役令嬢の姉となっていた。
「推し様たちの絡みは見たい。でも、死にたくないっ、いったい私はどうすればいいの!?」
これは、本来乙女ゲーで愛されるはずだった悪役令嬢が、なぜか殺すはずだった相手を世界で一番愛すお話。