遠い記憶、子どもの頃に出会った少年。
大人になった今でも鮮明に覚えている星奈。
ひとりっ子だった星奈は、兄弟のいない寂しさと劣等感のあった子ども時代を過ごしていた。
だが、子どもの頃に一日だけ出会った少年に星奈は救われた。
この思い出とともに人生を歩み続けているうちに、星奈は26歳になった。
愛犬の柴犬と生活する日々に、そこそこ満足した生活を送っている。
だけど…知らず知らずのうちに、記憶にあって隣にいないあの少年を探してしまう。
奇跡って…あると思いますか?
時を超えた純愛ショートストーリー。