その声が枯れるまで、僕は君を映すと決めた

作者六畳のえる

北沢有斗は、クラスの季南千鈴から「YourTuberになりたいから手伝ってほしい」と頼まれた。有斗が動画の制作ができることを聞いたらしい。しかし有斗はとあるきっかけで活動を辞め「自分は動画を作る資格はない」と考えていた。

事情を知らない彼女に強くお願いされ、しぶしぶOKする有斗。撮影の時にYou…

動画制作を止めていた「僕」と、動画制作をしたい「君」


「私、声帯摘出するんだよね。だからその前に、自分の声を残したくてさ」


これは、彼女が声を失うまでの3ヶ月間の、短くて、忘れられない物語。