白月色の兎 ーあやかし兎の幻妖京異聞ー

作者misaki.toto

悪夢から目覚めると、何故か兎の姿で森の泉の前にいた。
二足歩行で兎が歩いて喋る不思議な妖世界。
目覚めて早々、薬草泥棒を疑われ、小さく不気味な紙人形を相棒に、妖達から何故か無理難題を吹っかけられる日々。
これは、人の世界から来た小兎が、妖達に翻弄されながら、妖世界の帝になるまでの物語。

……なんでここに居るんだっけ?

……なんでこんなに苦しいんだっけ?


何もわからない。

何も覚えてない。


それでもここで。


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