勇者は秘密を共有する同士の仲に嫉妬する

作者空月

世界を救う旅に出ていた恋人が帰ってきた。
「無事に帰ってきたら結婚してほしい」――その言葉を思い出し胸を高鳴らせるユーリカに、勇者であるアレクは言った。「結婚を待ってほしい」と。