この短い分量で登場人物の過去から現在、そして未来への道筋までが描かれていて実によい読書体験でした。詩のようなきらめきを感じます。

ストーリーに関しては表紙を見ていただければ分かると思いますので野暮なことは言いませんが、面白そうだと思った人はぜひ読んでみてください。救われるということは、生きていくということは、それを考えるきっかけになるかもしれません。