「この際ハッキリ言っときますけど、
尚さん、俺、ずっと前から貴方に恋焦がれてますから」
その大きくてガタイの良い身体で私を抱きしめ、
その声色は酷く低い声色で、
酷く甘い言葉で......
意図も簡単に私を狂わせる。
元お世話係であり、
現若頭補佐官
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没落したヤクザ、一族の元お嬢
「俺、貴方の事、この腕から......逃がすなん
て事、死んでもさせませんから......よく覚えていてくださいね」