先天性筋無力症候群の診断を受けた私は
勤めていた会社も辞め、虚脱した生活を
送る日々を過ごしていた。

そんなある日、夢で謎の少女が現れ、
私に命の期限を伝える。

「あなたの命はあと、67日」

私と謎の少女の短く、長い夏が始まる。

最悪の結末を迎えるには、最悪の優しさを。