小宮玲架は生徒から熱い信頼を受けている秀才生徒会長。しかしいつも1位は副会長の柊木雪のもの。

別に、ただの負けならいい。
1年の初めにした雪と約束。

「テストの順位が下だった方が上だった方の言うことを次のテストまでなんでも聞く」というもの。

ふたりのヒミツの勝負は、いつも甘さに満ちている。

      学年“2位”生徒会長

            小宮玲架

          ×

        

      学年“1位”副会長

             柊木雪



「そんなにカオを真っ赤にしてどうしたの?学年2位の生徒会長さん」


「うるさいっ!雪の命令がひどすぎるの‼︎なんでこんなこと……ひゃあっ‼︎」


「話していいって言っていけどなぁ〜」


「このドS……っ!どうしたの?ってさっき聞いてきたくせに‼︎」


「あれは茶化してるの。羞恥心上がるでしょ」


「最低すぎるコイツ!」


「はいはい。良いから隠すのやめて。ヤれないでしょー?」


「次のテストで覚えてなさいっ!私が1位になって見返してやるわ‼︎」


「大丈夫、玲架は一生僕に敵わないから」


「〜ッ!!!」



     本当、次こそは………ッ‼︎