あなたに出逢えて幸せでした

作者わたげ


「お前正気か?」

そんなことを言われたことがなかった。
思いもしなかった。

どうしてそんな事言うの?

だって私は望んで
選んでやってることなんだから…。

「あなたこそ何言ってるの?」

暗闇の中で立っているあの人は一体誰?
どうしてそこまでしてくれるの?

「誰も信じられないの。
そもそ…



私の人生なんてあるようでないようなもの。

だからなのかな・・・


何も望みなんてなかった。

私の世界に踏み込まれることは

絶対にないと思ってた。


3つ年上のあなたは

いつも私の先を歩き人の気持ちに敏感で

たくさんのことを教えてくれた。