それは彼女がまだ人間だった頃のはなし。小国の美姫ハーレィはカーミラと名乗る女性と出会う。「急ぎの用があってすぐに行かねばなりません。どうか息子を三ヶ月ほど預かってはいただけませんか?」しかし、幼くも高貴を極め抜いたハーレィの返答は、「嫌ですわ。なぜわたくしが羽虫のお世話をしないと…もっと見る