かわいい子には芋焼酎を飲ませよ

作者おおつむぎ

―― 大学2年生の冬、クリスマスを間近に控えたある日、完膚なきまでに、こっぴどく、私は彼氏に振られた。

 寂しさを紛らわせるために、仲のよい男女5人組で開催した、私の家での宅飲みパーティー。
 各自持ち寄ったワインや日本酒、そして私の大好物・芋焼酎。
 いつにもまして飲むスピードが速かった私は、…