―― 大学2年生の冬、クリスマスを間近に控えたある日、完膚なきまでに、こっぴどく、私は彼氏に振られた。
寂しさを紛らわせるために、仲のよい男女5人組で開催した、私の家での宅飲みパーティー。
各自持ち寄ったワインや日本酒、そして私の大好物・芋焼酎。
いつにもまして飲むスピードが速かった私は、早々に酔いつぶれてしまう。
そして、次の日、朝起きたら……。
「むぎちゃん……おめでとう!」
「……ん、へ?」
なんと、芋焼酎で酔いつぶれた記憶のない間に、私は彼氏ができていた?!
どういう流れでなのかわからないまま、仲良し5人組のうちの1人と付き合うことになった私。
そして、その彼氏がとんでもなく最高すぎたという話。